コウノトリの野生復帰とは?
|1、コウノトリとは|2、野生復帰の経緯|
|3、保護増殖への取り組み|4、地域づくりの取り組み|
1、コウノトリとは | |
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国の特別天然記念物に指定されているコウノトリは、両翼を広げると2mにもなる鳥で、絶滅が危惧されている世界的にも希少な鳥です。
日本では、昭和46年に豊岡盆地で国内最後の野生コウノトリが姿を消しています。近縁種にはヨーロッパで85万羽以上が分布していると推測されているシュバシコウがいます。 |
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学 名 | キコニア ボイキアナ(Ciconia boyciana) |
翼開長 | 2m前後
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体 重 | 約4~5kg |
雌雄の区別 | 外見上の差異はほとんどありません。一般にオスはメスより大きい。 |
鳴き声 | 成鳥は声を出しませんが、クチバシをカタカタとならすクラッタリングをします。 |
餌生物月 | 動物食で、ドジョウ、フナなどの魚類をはじめ、カエル、ミミズ、バッタなどの生きた小動物も餌とします。 |
分 布 | ロシアと中国の極東地域(主にアムール川流域)を主な繁殖地とする鳥で、その数は約2,000羽と推定され、絶滅が危惧されています。 極東地域で繁殖したコウノトリは、中国揚子江周辺とポーヤン湖、さらに台湾、韓国、日本に渡り越冬することもあります。 |
3、保護増殖・普及啓発への取り組み | |
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兵庫県立コウノトリの郷公園では、特別天然記念物のコウノトリを保護し、その種の保存を図るとともに、野生復帰に向けた調査研究や普及啓発に取り組んでいます。 | |
兵庫県立 コウノトリの郷公園 |
兵庫県立コウノトリの郷公園では、特別天然記念物のコウノトリを保護し、その種の保存を図るとともに、野生復帰に向けた調査研究や普及啓発に取り組んでいます。
コウノトリの種の保存と遺伝的管理
野生化の科学と実践人と自然の共生の普及啓発
兵庫県立コウノトリの郷公園〒668-0814 兵庫県豊岡市祥雲寺字二ヶ谷128番地
豊岡市立コウノトリ文化館〒668-0814 兵庫県豊岡市祥雲寺字二ヶ谷127番地 |
4、地域づくりの取り組み | |
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コウノトリが住める環境が私たち人間にとっても安全で安心な豊かな環境であり、人と自然が共存する地域づくりを進めながらコウノトリの野生復帰の推進をめざすこととしています。
そのため、住民・団体・学識者・行政などで組織する「コウノトリ野生復帰推進連絡協議会」が発足し、様々な主体が協議・連携を図り、田園や河川の自然再生などの環境整備や野生化への馴化、普及啓発などの野生復帰実現に向けた取り組みを展開しています。
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